適応
冠動脈造影時の冠攣縮寛解
用法
冠動脈造影時に原液0.2mgを,カテーテルを通し速やかに冠動脈内に投与(増減) 注意冠動脈造影時に冠攣縮を誘発した場合は,迅速に攣縮寛解のための処置.又,完全閉塞寛解時にreperfusion injury(虚血再灌流障害)による心室細動等の危険な不整脈や血圧低下を起こすので電気的除細動等の適切な処置
禁忌
1)過敏症(硝酸・亜硝酸エステル系薬剤)
2)閉塞隅角緑内障(眼圧を上昇)
3)高度な貧血〔血圧低下により貧血症状(めまい,立ちくらみ等)を悪化〕
4)PDE5阻害作用を有する薬剤(シルデナフィル,バルデナフィル,タダラフィル)又はグアニル酸シクラーゼ刺激作用を有する薬剤(リオシグアト)を投与中
注意
〈基本〉
①冠動脈造影に十分な経験をもつ医師が使用
②投与により過度の血圧低下が起こる為,必ず血圧のモニター.特に高用量を投与する際は血圧低下に注意
③過剰投与により血圧が低