適応
期外収縮(上室性,心室性),発作性頻拍(上室性,心室性),新鮮心房細動,発作性心房細動の予防,陳旧性心房細動,心房粗動,電気ショック療法との併用及びその後の洞調律の維持,急性心筋梗塞時における心室性不整脈の予防
用法
経口的に投与するが,著明な副作用を有するゆえ,原則として入院させて使用.投与法は心房細動の除去を目的とする場合を標準とし,漸増法と大量投与法に大別出来る.その他の不整脈に対しては,原則として少量持続投与でよく,この場合には外来にて投与してもよい 試験投与:治療に先だち,1回量0.1~0.2gを投与し,副作用が現れた時は中止.副作用を調べる際には血圧測定と心電図記録を行う必要 漸増法:慢性心房細動に対しては,例えば,1回量0.2gを最初1日3回(6~8時間おき)に投与し,効果がない場合は,2日目毎に1回量を0.4g,0.6gのごとく増すか,投与回数を1~2日目ごとに4,5,6回