適応
錠期外収縮(上室性,心室性),発作性頻拍(上室性,心室性)の治療及び予防,新鮮心房細動,陳旧性心房細動,発作性心房細動の予防,急性心筋梗塞における心室性不整脈の予防,手術及び麻酔に伴う不整脈の予防,電気ショック療法との併用及びその後の洞調律の維持 注期外収縮(上室性,心室性),発作性頻拍(上室性,心室性),手術及び麻酔に伴う不整脈,新鮮心房細動,陳旧性心房細動,心房粗動(静注のみ)
用法
錠1回0.25~0.5g 3~6時間毎(増減) 注急を要する場合に用いる
①静脈内投与:0.2~1gを50~100mg/分の速度で静注.正常洞調律にかえった場合,中毒症状が現れた場合,或いは注入総量が1,000mgに達した場合は中止(増減)
②筋肉内投与:1回0.5gを4~6時間毎に筋注(増減)
禁忌
1)刺激伝導障害(房室ブロック,洞房ブロック,脚ブロック等)(刺激伝導抑制作用により,これらの障害が更に悪化)
2)重篤なうっ血性心不全〔不整脈(心室頻拍,心室細動等)が発現又は増悪する恐れが極めて高い〕
3)モキシフロキサシン経口剤,バルデナフィル,アミオダロン注射剤,トレミフェンを投与中
4)重症筋無力症(筋力低下亢進)
5)過敏症
注意
〈基本〉錠投与に際しては,頻回に患者状態を観察し,心電図,脈拍,血圧,心胸比を定期的に調べる.PQ延長,QRS幅増大,QT延長,徐脈,血圧低下等が認められた場合は,直ちに減量又は中止 注投与に際しては,心電図を持続的に監視し,脈拍,血圧を頻回に測定.PQ延長,QRS幅増大,QT延長,徐脈,血圧低下等が認められた場合は,直ちに減量又は中止 〈その他〉
①本剤により心房細動,心房粗動から洞調律に回復した時,塞栓を起こす.その可能性が予測される時(塞栓の既往歴や一過性脳虚血発作等の症状のあるもの)には抗凝固薬の併用が望ましい
②ジギタリスとの併用は差し支えないが,ジギタリス中毒によ
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