適応
緊急治療を要する以下不整脈:期外収縮(上室性,心室性),発作性頻拍(上室性,心室性),発作性心房細・粗動
用法
1回50~100mg(1~2mg/kg)を必要に応じてブドウ糖液等に溶解し,5分以上かけ緩徐に静注(増減)
禁忌
1)高度の房室ブロック・洞房ブロック(刺激伝導障害が悪化し,完全房室ブロック,心停止)
2)重篤なうっ血性心不全(催不整脈作用により心室頻拍,心室細動を起こし易い)
3)スパルフロキサシン,モキシフロキサシン,ラスクフロキサシン注射剤,トレミフェン,アミオダロン注射剤,エリグルスタット,フィンゴリモド,シポニモドを投与中
4)閉塞隅角緑内障(抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状悪化)
5)尿貯留傾向(抗コリン作用により,尿閉を悪化)
6)過敏症
注意
〈基本〉
①心電図の連続監視が出来る場合にのみ使用
②頻回に血圧測定
③投与中に血圧低下や新たな伝導障害等の異常変動が観察された場合は,減量或