適応
慢性心不全
用法
1日15~30mg 分3(増減) 但し,多くの場合,他剤(ジギタリス,利尿剤,血管拡張剤等)と併用
注意
〈基本〉
①投与中,心電図検査を定期的に行う,特に心室性期外収縮,心室頻拍等の不整脈の管理の為,心電図検査は通常3~6ヵ月ごとに実施が望ましい
②心室性期外収縮,心室頻拍等の不整脈の発現は慢性心不全の重症例に多くみられている
患者背景
〈合併・既往〉
①急性心筋梗塞(胸痛,前胸部不快感等の症状)
②不整脈(心室性期外収縮等の不整脈)
③肥大型閉塞性心筋症(特発性肥厚性大動脈弁下狭窄)(心収縮力増強作用により左室流出障害を増強)
〈妊婦〉有益のみ〔動物で催奇形性(骨格異常),胎児の致死及び発育抑制,出生児の生存率低下,体重増加抑制,下腹部大動脈の血栓形成等が報告〕 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(動物で母乳中移行する報告) 〈小児〉少量より開始等慎重に.臨床試験は未実施 〈高齢〉減