適応
急性循環不全における心収縮力増強,末梢血管抵抗軽減,インスリン分泌促進,血漿遊離脂肪酸及び無機リン低減並びに利尿
用法
用時,添付の溶解液に溶解し,0.005~0.2mg/kg/分を静注.必要に応じてブドウ糖,ブドウ糖・乳酸ナトリウム・無機塩類剤で希釈(増減)
注意
〈基本〉
①投与前に体液,呼吸等全身管理に必要な処置
②投与中は血圧,脈拍数,心電図,尿量,全身状態,また可能な限り肺動脈楔入圧,心拍出量,血液ガス等の観察
③用量の増加に伴い,循環器系副作用(血圧低下,心拍数増加等)の発現頻度が高まる傾向がみられる為,投与開始にあたっては少量から始める
④末梢血管収縮作用を示さないので過度の血圧低下を伴う場合は,末梢血管収縮薬を投与等,他の適切な処置を考慮
⑤血糖上昇作用を有する為,投与中は血糖値に注意し,著しい上昇が認められた場合は,インスリン製剤投与,本剤の減量・中止等処置
〈適用上〉点滴或いは持続注入