診療支援
薬剤

プロメタジン塩酸塩新様式運転×
1169・4413
promethazine hydrochloride
ヒベルナ Hiberna(田辺三菱)  4413
 糖衣錠:5・25mg :10% 100mg/g(ヒベンズ酸塩)
 :25mg/1mL/A
ピレチア Pyrethia(高田)  1169・4413
 :5・25mg 細粒:10% 100mg/g(メチレンジサリチル酸塩)

適応

1振戦麻痺,パーキンソニズム

2麻酔前投薬,人工(薬物)冬眠

3感冒等上気道炎に伴うくしゃみ・鼻汁・咳嗽

4アレルギー性鼻炎,枯草熱,血管運動性浮腫

5皮膚疾患に伴う瘙痒(湿疹・皮膚炎,皮膚瘙痒症,薬疹,中毒疹),蕁麻疹

6動揺病

注意抗パーキンソン剤はフェノチアジン系化合物,ブチロフェノン系化合物等による口周部等の不随意運動(遅発性ジスキネジア)を通常軽減しない.場合により症状を増悪,顕性化

用法

11日25~200mg適宜分服 261回5~25mg 1日1~3回 分服(増減) 1回5~50mg皮下あるいは筋注(増減)注意筋肉内投与はやむを得ない場合にのみ必要最小限に行うこと

禁忌

1)過敏症(フェノチアジン系化合物,その類似化合物)

2)昏睡状態(悪化)

3)バルビツール酸誘導体・麻酔薬等の中枢神経抑制薬の強い影響下(中枢神経抑制薬の作用を延長し増強)

4)閉塞隅角緑内障(眼内圧亢進)

5)前立腺肥大等下部尿路の閉塞性疾患(抗コリン作用により排尿困難悪化)

6)2歳未満の乳幼児

注意

〈基本〉

➊眠気→運転不可

②制吐作用を有するため,他剤に基づく中毒,腸閉塞,脳腫瘍等による嘔吐症状を不顕性化あり注意

〈適用上〉筋肉内注射時:局所の発赤,発熱,腫脹,壊死,化膿等がみられることがある.また,組織・神経などへの影響を避けるため,下記の点に注意

①同一部位への反復注射は行わないこと.また,幼児又は小児には特に注意.

②神経走行部位を避けるよう注意.

③注射針を刺入したとき,激痛を訴えたり,血液の逆流をみた場合には,直ちに針を抜き,部位をかえて注射

患者背景

〈合併・既往〉

①脱水・栄養不良状態等を伴う身体的疲弊(悪性症候群が起こり易い)

②開放隅角緑内障(抗コリン作用により症状を悪化の恐れ)

〈肝〉肝障害悪化の恐れ

〈妊婦〉妊C非推奨 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止 〈小児〉2歳未満の乳幼児には禁忌(致死的な呼吸

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?