適応
気管支喘息
用法
吸1回1A(20mg) 1日3~4回 朝・昼・就寝前ないしは朝・昼・夕・就寝前 ►吸入液は電動ネブライザーを用いて吸入 ►寛解が得られれば1日40~60mgに減量 〔エアロゾル〕1回2噴霧(2mg) 1日4回 朝・昼・夕・就寝前 ►寛解が得られれば1日2~3回に減量
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
➊既に起きている発作を抑える薬剤ではなく,発現時は対症療法が必要なことを患者又は保護者に十分説明
②本剤使用によりステロイド維持量を減量して,本剤を中止する場合,原疾患再発のおそれ→減量前のステロイド維持量に戻す
〈適用上〉吸
➊電動式ネブライザーを用いて吸入(内服効果なし).尚,患者又は保護者に使用法を指導し,習熟させる
②既に開管したアンプルの残液は使用しない.又,吸入後ネブライザー内の残液は廃棄
〔エアロゾル〕
➊初回使用時から一定の薬物噴霧量を得ることは難しい→最初の4噴霧分は吸入せず空気中に試し噴霧するよう指導
➋使用説明書に従い正しく指導→特に幼小児には,必要に応じ,保護者にも使用法をよく理解させ,経過観察を十分に
〈取扱上〉〔エアロゾル〕
①火の中に入れないこと
②使い切って捨てること
配合吸
①ブロムヘキシン塩酸塩,dl-イソプレナリン塩酸塩では白濁又は沈殿→配合回避
②アセチルシステインでは,経時的に沈殿→速やかに吸入
患者背景
〈合併・既往〉長期ステロイド療法で,本剤吸入によりステロイド減量する場合は,十分な管理下で徐々に
〈妊婦〉妊A有益のみ(動物で母体毒性が現れる大量注射により胎仔毒性の報告) 〈小児〉〔エアロゾル〕3歳以下の幼児を対象とした臨床試験は未実施
相互
飲食物表
副作用
〈重大〉
1)気管支痙攣(0.1%未満)(吸入中又は直後に,重篤な気管支痙攣)→直ちに中止し処置
2)PIE症候群(0.1%未満)(好酸球増加を伴う肺浸潤;発熱,咳嗽,喀痰を伴うことが多い)→中止し,必要あればス