適応
アレルギー性鼻炎,蕁麻疹,湿疹・皮膚炎,皮膚瘙痒症,痒疹
用法
1回1~2mg 1日2回 朝食後・就寝前 注意高齢者では,副作用の発現に注意し,1回1mgから投与を考慮
注意
〈基本〉
➊眠気→運転不可.日常生活への支障を十分説明
②4mg/日投与は,2mg/日に比して高度の眠気を惹起する可能性が高いので留意
③季節性患者では,好発季節を考えて,その直前から開始し,終了時まで継続が望ましい
〈検査〉アレルゲン皮内反応を抑制→検査前は投与不可 〈適用上〉
➊徐放剤のため噛まずに服用
患者背景
〈合併・既往〉長期ステロイド療法を受けている患者:ステロイドの減量を図る場合には十分な管理下で徐々に行うこと 〈肝〉肝障害又はその既往歴(肝機能異常が出現)
〈妊婦〉有益のみ 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(動物で乳汁中移行の報告) 〈小児〉臨床試験は未実施
相互
〈併用注意〉
1)向精神薬(鎮静薬,催眠薬等),抗ヒスタミン薬:相互に作用増強(本剤の中枢神経抑制作用による)
2)アルコール:中枢神経系での副作用(主に眠気)を増強(本剤の中枢神経抑制作用による)
飲食物
副作用
男女別では女性の副作用発現率が高いとの報告 〈その他〉
1)精神神経(眠気,倦怠・脱力感,頭痛,頭重感,頭がボーッとする,ふらつき,しびれ感,耳鳴,こわばり,皮膚感覚異常,舌のしびれ,一過性健忘)
2)消化器(口渇,腹痛,悪心・嘔吐,食欲不振,胃部不快感,胃もたれ感,腹部膨満感,下痢,便秘)
3)循環器(動悸,血圧上昇)
4)過敏症(発疹,瘙痒)→中止
5)血液(白血球減少,血小板減少)
6)肝臓(AST・ALT・LDH・γ-GTP・総ビリルビン・Al-Pの上昇,肝機能異常,黄疸)→異常で中止等処置
7)腎臓(尿蛋白,尿潜血,血尿,頻尿,尿量減少)
8)眼(眼のしょぼしょぼ感,眼痛)
9)その他(浮腫,苦味,鼻乾燥,息苦しさ,月経異常,胸痛,ほてり)
動態
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