診療支援
薬剤

セチリジン塩酸塩新様式運転×
449
cetirizine hydrochloride
ジルテック Zyrtec(UCB)
 :5・10mg ドライシロップ:1.25% 12.5mg/g
セチリジン塩酸塩(5・10 DS1.25% 各社,OD錠5・10 沢井)

適応

1アレルギー性鼻炎

2蕁麻疹,湿疹・皮膚炎,痒疹,皮膚瘙痒症

小児

1アレルギー性鼻炎

2蕁麻疹,皮膚疾患(湿疹,皮膚炎,皮膚瘙痒症)に伴う瘙痒

用法

1回10mg 1日1回 就寝前(増減) ►最大投与量:1日20mg 小児DS2歳以上7歳未満:1回2.5mg 1日2回朝食後及び就寝前,7歳以上15歳未満:1回5mg 1日2回朝食後及び就寝前 ►風味‍ 注意

①腎障害では,血中濃度半減期延長あり,血中濃度増大→Ccrに応じて投与量調節が必要.尚,Ccr10mL/min未満は禁忌 〔成人患者の腎機能に対応する用法・用量の目安(外国人データ)〕Ccr≧50:10mg1日1回,Ccr30~49:5mg1日1回,Ccr10~29:5mg2日に1回(小児では腎クリアランスと体重を考慮して用量調整)

②重度の肝機能障害患者では,低用量(例えば通常用量の半量)から投与を開始するなど慎重に投与.

③高齢者では,低用量(例えば5mg)から投与を開始するなど慎重に投与

禁忌

1)過敏症〔本剤,ピペラジン誘導体(レボセチリジン,ヒドロキシジンを含む〕

2)重度の腎障害(Ccr10mL/min未満)(高い血中濃度持続)

注意

〈基本〉12➊眠気等→運転不可 ②効果が認められない場合は,漫然と長期投与しない 1➊季節性患者では,好発季節を考えて,その直前から開始し,終了時まで継続が望ましい 〈検査〉アレルゲン皮内反応を抑制→検査実施3~5日前より中止が望ましい

患者背景

〈合併・既往〉てんかん等の痙攣性疾患又は既往(痙攣発現のおそれ) 〈腎〉

①重度の腎障害(CCr<10mL/min):禁忌(高い血中濃度持続のおそれ)

②中等度または軽度の腎障害(CCr10~60mL/min):高い血中濃度持続のおそれ

〈肝〉高い血中濃度持続のおそれ

〈妊婦〉妊B2有益のみ(動物で胎盤通過が報告) 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(動物で乳汁

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