適応
スギ花粉症(減感作療法) 注意
1)投与開始に際し,皮膚反応テスト〔スクラッチテスト(プリックテスト),皮内テスト〕又は特異的IgE抗体検査を行い,スギ花粉症の確定診断を行う
2)使用開始では,前シーズンの花粉飛散時期における患者症状を踏まえ,他の治療法も勘案した上で,適用可否を判断
用法
減感作療法実施に際し,皮膚反応が陽性の患者に皮内反応により過敏度(閾値)を求める.その閾値及びその時々の症状に応じ,初回投与濃度及び量,初回後の投与濃度又は量,投与回数,投与間隔並びに維持量は適宜定める
①閾値の求め方:本剤を診断用アレルゲン皮内エキス対照液「トリイ」で20,2,0.2及び0.02JAU/mLに用時希釈し,更に症状に応じて低濃度に順次希釈.最も低濃度の液から0.02mLずつ皮内に注射し,その反応を皮内反応判定基準に従って判定.陽性反応を呈した最低濃度(最大希釈度)をもってその患者のアレルゲンに