診療支援
薬剤

(合剤)アレルゲンエキス新様式
アシテア Actair(塩野義)  449
 ダニ舌下錠:100・300単位(IR)

適応

ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対する減感作療法 注意

1)投与開始に際し,特異的IgE抗体検査又は皮膚反応テストを行い,ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎の確定診断を行う

2)使用開始では,症状等を踏まえ,他の治療法も勘案した上で,適用可否を判断.又,1年以上投与しても効果ない場合は,継続について慎重に判断

3)ダニ抗原以外のアレルゲンに対しても反応性が高い(特異的IgE抗体値が高い)ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎患者に対する有効性及び安全性は未確立

用法

1回100単位(IR)を1日1回舌下投与から開始し,1回投与量は100単位(IR)ずつ,300単位(IR)まで増量.尚,漸増期間は,原則として3日間とするが,患者の状態に応じて適宜延長 ►舌下投与後は完全に溶解するまで保持した後,飲み込む ►その後5分間は,うがいや飲食を控える 注意1年以上投与しても効果がみられなかった患者に対しては,それ以降の本剤投与の継続について慎重に判断

!警告

‍ 緊急時に十分に対応できる医療機関に所属し,本剤に関する十分な知識と減感作療法に関する十分な知識・経験を持ち,本剤のリスク等について十分に管理・説明できる医師の下で処方・使用.薬剤師においては,調剤前に当該医師を確認した上で調剤

禁忌

1)本剤の投与によりショックの既往歴

2)重症の気管支喘息(喘息発作を誘発)

注意

〈基本〉

➊ダニ抗原由来のアレルゲンを含む製剤であるため,本剤の投与により,アレルギー反応に基づく副作用,特にアナフィラキシー等の発現のおそれがあること,また発現した際の対処法について患者等に対して十分に説明し,理解を得た上で使用を開始.初回投与は医療機関で実施し,医師の監督のもと,投与後少なくとも30分間は患者を安静な状態に保たせ,十分な観察を行う.その後も問診等により患者の状態を十分に把握し,口腔浮腫,咽頭浮腫,悪心,消化不良等の異常が認めら

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