適応
1気管支喘息
2アレルギー性鼻炎,血管運動性鼻炎,アレルギー性皮膚疾患(蕁麻疹,慢性湿疹,アトピー性皮膚炎)注意対症療法剤ではないので,発作等の抑制効果は期待できない.発作時に投与すると,かえって症状を増悪する場合があるので,使用の際は注意.
用法
1回1V 週1~2回 皮下注 小児1回1V 週1回間隔 皮下注 11クール:6回 21クール:3回又は6回 ►1Vを注射用水1.5mLに溶解 ►十分な効果の現れない場合には更に1クール注射 ►成人には1回3Vまで増量可 ►効果維持のためには3~4カ月に1回反復
禁忌
1)本剤の成分にショックの既往歴
2)激しい喘息発作時(症状増悪)
3)月経直前及び期間中(一時的に症状増悪)
4)妊婦・妊娠
5)著しく衰弱(発作誘発)
注意
〈基本〉
➊使用に際しては,疾病の治療における本剤の必要性とともに,本剤の製造に際し感染症の伝播を防止するための安全対策が講じられているものの,ヒトの血液を原材料としていることに由来する感染症伝播のリスクを完全に排除することができないことを患者に説明し,その理解を得るよう努める
②本剤の成分である人免疫グロブリンの原材料となる国内献血者の血液については,HBs抗原,抗HCV抗体,抗HIV-1抗体,抗HIV-2抗体及び抗HTLV-I抗体陰性で,かつALT値でスクリーニングを実施している.更にプールした試験血漿については,HIV,HBV,HCV,HAV及びヒトパルボウイルスB19についての核酸増幅検査(NAT)を実施し,適合した血漿を本剤の製造に使用しているが,当該NATの検出限界以下のウイルスが混入している可能性が常に存在する.その後の製造工程であるCohnの低温エタノール分画及びウイルス除去膜によるろ過工程は各種ウイルスに対して不活化・除去作用を有することが確認されているが,投与に際しては以下の点に注意
a)血漿分画製剤の現在の製
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