診療支援
薬剤

テルブタリン硫酸塩新様式
2252
terbutaline sulfate
ブリカニール Bricanyl(アストラゼネカ)
 :2mg シロップ:0.5mg/mL 皮下注:0.2mg/1mL/A

適応

以下の疾患の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難等の諸症状の寛解 気管支喘息,慢性気管支炎,喘息性気管支炎,気管支拡張症,肺気腫 気管支喘息,急性気管支炎,喘息様気管支炎 気管支喘息

用法

1回4mg 1日3回(増減) 1回0.2mg 皮下注(増減) 小児6歳以上:1回2mg,5歳以下:1回1mg 1日3回(増減) 0.225mg/kg/日 分3(増減)〔0.5歳~1歳未満:1.5~2mg/日,1歳~3歳未満:2~3mg/日,3歳~5歳未満:3~4mg,5歳~7歳未満:4~5mg〕 6歳以上:1回0.1mg,5歳以下:1回0.05mg 皮下注(増減)

禁忌

過敏症

注意

〈基本〉

➊適切な用法・用量で効果ない場合は中止.尚,小児には適切な使用法を指導し,経過観察を十分に

➋過度の使用継続で不整脈,場合により心停止あり→過度の使用に注意

〈適用上〉皮下注にのみ使用(静注は未確立) 薬剤調製時及び投与時の注意:ステンレス,アルミ以外の金属(鉄,銅等)に接触すると変色するおそれがあるので注意 〈その他〉(海外)切迫早産治療への使用(適応外)で,母体において重篤な循環器系副作用や死亡の報告

患者背景

〈合併・既往〉

①甲状腺機能亢進症(動悸,頻脈を助長)

②高血圧(血圧上昇)

③心疾患(症状悪化)

④糖尿病(血糖値上昇)

⑤低酸素血症(血清K値をモニターすることが望ましい.低酸素血症では血清K値の低下により心リズムに及ぼす作用が増強される恐れ)

〈妊婦〉妊A有益のみ.妊娠3カ月以内は非推奨 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止(経口投与後8時間までの母乳中濃度は,平均3.5ng/mLの報告) 〈小児〉低出生体重児・新生児を対象とした臨床試験未実施 〈高齢〉(は除く)注意

相互

〈併用注意〉

1)カテコールアミン製剤(アドレナリン,イソプロテレノール等):不整脈,場合により心停止あり(アドレナリン

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