適応
1以下の疾患の気道閉塞性障害に基づく呼吸困難等諸症状の寛解:気管支喘息,急・慢性気管支炎,肺気腫
2以下の疾患に伴う尿失禁:腹圧性尿失禁
注意1気管支喘息治療における長期管理の基本は,吸入ステロイド剤等の抗炎症剤の使用であり,吸入ステロイド剤等により症状の改善が得られない場合,あるいは患者の重症度から吸入ステロイド剤等との併用による治療が適切と判断された場合にのみ,本剤と吸入ステロイド剤等を併用して使用すること 2腹圧性以外の原因による尿失禁には使用しないこと
用法
11回20μg 1日2回 朝・就寝前(増減) 〔頓用〕1回20μg(増減) 小児5歳以上:1回0.3μg/kg 1日2回,朝・就寝前(増減) 〔頓用〕1回0.3μg/kg(増減) ►頓用の反復が必要な場合は,早急に医師の指示を受けさせる 21回20μg 1日2回 朝・夕(増減) 上限は60μg/日 注意高齢者においては,低用量(例えば1回10μgを1日2回)から用いるなど慎重に投与
禁忌
1)下部尿路閉塞(増悪)
2)過敏症
注意
〈基本〉〔共通〕
①適切な用法・用量で効果ない場合は中止.尚,小児には適切な使用法を指導し,経過観察を十分に
②過度の使用継続で不整脈,場合により心停止あり→過度の使用に注意
1
➊(気管支喘息,慢性気管支炎,肺気腫)投与期間中に発現する急性増悪に対しては,短時間作動型吸入β2刺激剤等の他の適切な薬剤を使用するよう患者,保護者又はそれに代わり得る適切な者に注意を与える.又,その薬剤の使用量が増加したり,あるいは効果が十分でなくなってきた場合には,疾患の管理が十分でないことが考えられるので,可及的速やかに医療機関を受診し治療を受けるよう患者,保護者又はそれに代わり得る適切な者に注意を与える
1(気管支喘息のみ)
➊吸入ステロイド剤等の抗炎症剤の代替薬ではないため,患者が本剤の使用により症状改善を感じた場合であっ