適応
内吸以下の疾患の去痰:急性・慢性気管支炎,肺結核,塵肺症,手術後 注
1内服困難な場合における以下の疾患並びに状態の去痰:肺結核,塵肺症,手術後
2気管支造影後の造影剤の排泄の促進
用法
内1回4mg 1日3回(増減) 注1回4~8mg 1日1~2回 筋注・静注(増減) 吸1回4mg(2mL) 1日3回(増減) ►生食液で約2.5倍に希釈 ►ネブライザーを用いる ►風味図
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉吸気管支分泌物増加→自然喀出が困難な場合,機械的吸引又は体位変換等処置 〈適用上〉
①注筋注:注射部位に疼痛あり→静注に切り替え,なるべくゆっくり
➋吸使用法を正しく指導し経過観察
③吸
配合〈配合不可〉チロキサポール液,アセチルシステインNa液等との配合で白濁
〈その他〉喀痰量の一時的増加により,神経質な患者に不安感の訴えあり,動物実験で大量を長期間にわたり連続投与した場合に血清トランスアミナーゼ値の上昇することが報告 〈取扱上〉吸開栓後は汚染に注意
患者背景
〈妊婦〉妊A有益のみ 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止 〈小児〉臨床試験は未実施 〈高齢〉注意(減量等)
副作用
〈重大〉ショック,アナフィラキシー(発疹,血管浮腫,気管支痙攣,呼吸困難等,瘙痒感)→中止し処置 〈その他〉
1)呼吸器吸(咳嗽,咽頭痛,呼吸困難,喘息発作,喘鳴,咽頭刺激感,咽頭違和感)
2)消化器内(悪心,食欲不振,胃部不快感,腹痛,下痢,嘔気,嘔吐) 注(悪心・嘔吐,下痢,嘔気) 吸(嘔気,胃部不快感,下痢,嘔吐)
3)精神神経(頭痛)
4)過敏症内吸(発疹,蕁麻疹)→中止し処置 注(発疹,瘙痒感,蕁麻疹)→中止し処置
5)循環器注(胸内苦悶,心悸亢進)
6)その他内吸(血痰)
動態
Tmax:1時間 Cmax:7.3ng/mL T1/2:1.7時間(8mg,錠剤経口) 排泄:尿中88%,糞中4%(経口120時間後),尿中77%,糞中5%(