適応
1以下の疾患における制酸作用と症状の改善:胃・十二指腸潰瘍,胃炎(急・慢性胃炎,薬剤性胃炎を含む),上部消化管機能異常(神経性食思不振,いわゆる胃下垂症,胃酸過多症を含む)
2尿中リン排泄増加に伴う尿路結石の発生予防
用法
1日1~3g 数回に分服(増減)
禁忌
透析療法を受けている患者(長期投与:アルミニウム脳症,アルミニウム骨症,貧血等)
注意
〈高齢〉用量に注意
相互
〈併用注意〉
1)クエン酸製剤(クエン酸K,クエン酸Na):血中Al濃度上昇→同時に服用させない等注意(キレートを形成し,Alの吸収促進)
2)血清K抑制イオン交換樹脂(ポリスチレンスルホン酸Ca,ポリスチレンスルホン酸Na)の効果減弱(Alイオンと非選択的に交換する)
3)テトラサイクリン系抗生物質,ニューキノロン系抗菌薬,イソニアジド,ジギタリス製剤,フェニトイン,フェノチアジン誘導体,β遮断薬,非ステロイド系解熱消炎鎮痛剤等の吸収阻