適応
以下の消化器症状の改善:食欲不振,胃部不快感,胃もたれ,嘔気・嘔吐
用法
1回約1.3g 1日3回食後(増減) ►水又は温湯で経口 小児2~3歳:1/6,4~6歳:1/3,7~14歳:1/2
禁忌
1)過敏症
2)透析療法中(長期投与でAl脳症,Al骨症)
3)Na摂取制限:高Na血症,浮腫,妊娠中毒症等(Na貯留増加で悪化)
4)高Ca血症(血中Ca値上昇し悪化)
5)甲状腺機能低下症,副甲状腺機能亢進症(血中Ca濃度上昇で悪影響)
患者背景
〈合併・既往〉
①重篤な消化管潰瘍(炭酸水素Na含有のため症状悪化)
②心機能障害(悪化)
③肺機能障害(悪化)
④リン酸塩低下(Alにより無機リン吸収阻害)
⑤低Cl性アルカローシス等電解質失調(悪化)
〈腎〉
①透析療法中:禁忌(長期投与によりAl脳症,Al骨症の恐れ)
②腎不全(排泄障害により副作用)
〈妊婦〉有益のみ 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止 〈小児〉臨床試験は未実施
相互
〈併用注意〉
1)活性型ビタミンD:高Ca血症(Ca吸収亢進)
2)テトラサイクリン系抗生物質(テトラサイクリン,ミノサイクリン等),ニューキノロン系抗菌薬(エノキサシン,ノルフロキサシン,オフロキサシン等)等:キレートを作るため吸収阻害しこれらの薬剤の作用減弱→同時に服用しない.服用時間をずらす等注意
3)大量の牛乳・Ca製剤:milk-alkali syndrome(高Ca血症,高窒素血症,アルカローシス等)→中止(本剤の吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇による作用と考えられる)
4)その他の併用薬剤:併用薬剤の吸収排泄に影響→服用時間をずらす等(本剤の吸着作用又は消化管内・体液のpH上昇による作用と考えられる)
副作用
〈その他〉
1)長期・大量投与(腎結石,尿路結石)
2)代謝異常(長期投与で高Mg血症)
3)消化器(便秘)
4)過敏症(発疹)
5)その他〔低K血症,血圧上昇,体重増加,浮