適応
便秘,腸疾患時の排便
用法
1回10~150mL(増減) 直腸内注入
禁忌
1)腸管内出血,腹腔内炎症,腸管穿孔又はその恐れ(腸管外漏出による腹膜炎の誘発,蠕動運動亢進作用による症状増悪,グリセリンの吸収による溶血,腎不全)
2)全身衰弱が強い(強制排便により衰弱状態を悪化させ,ショック)
3)下部消化管術直後(蠕動運動亢進作用により腸管縫合部の離解を招く)
4)吐気,嘔吐又は激しい腹痛等,急性腹症疑い
注意
〈基本〉連用による耐性の増大等のため効果が減弱し,薬剤に頼りがちになるので長期連用を避ける 〈適用上〉
①浣腸用にのみ使用
②注入に際し,直腸粘膜を損傷する為,慎重に挿入.挿入時,損傷を起こし,出血がみられた場合,グリセリンが血管内に入り,溶血を起こす
③患者状態を観察しながら投与し,異常が認められた場合は直ちに投与を中止
④連続の使用を避け,1個を1回で使用し,使用残液は容器ごと廃棄
患者背景
〈合併・既往
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