▼下剤の分類
下剤の分類
Ⅰ.緩下剤
1)穏やかな効果が期待できる薬剤である 2)比較的安全性が高い 3)長期投与に向いている薬剤が多い | ||
1塩類下剤 | 1)長期投与による習慣性や腸管自体の変化が少ない 2)慢性便秘の治療薬として有用性が高い 3)電解質の変動が多少みられるため,腎・心疾患などでは要注意 4)やや服用しにくい(剤形,味,回数) | |
酸化マグネシウム(カマ,カマグ)薬 | 重質酸化マグネシウム末 | |
| 酸化マグネシウム細/錠/末 | |
水酸化マグネシウム薬 | ミルマグ錠/液 | |
硫酸マグネシウム水和物(硫苦,硫麻)薬 | 硫酸マグネシウム末 | |
人工カルルス塩薬 | 人工カルルス塩末 | |
2浸透圧性下剤 | 1)慢性便秘症の治療薬の第1選択と考えられる 2)穏やかな作用で習慣性がなく,安全性が高い | |
マクロゴール4000・塩化ナトリウム・炭酸水素ナトリウム・塩化カリウム薬 | モビコール配合内用剤LD/配合内用剤HD | |
3膨張性下剤 | 1)比較的軽症の慢性便秘の治療薬として最も安全 |