適応
過敏大腸症(イリタブルコロン)
用法
1回2錠 1日3回(増減)
禁忌
1)閉塞隅角緑内障(抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状悪化)
2)前立腺肥大による排尿障害(排尿筋の弛緩と膀胱括約筋の収縮を起こし,排尿障害を悪化)
3)重篤な心疾患(心臓の運動を促進させ,症状悪化)
4)麻痺性イレウス(消化管運動を低下させる為,症状悪化)
5)過敏症(本剤,バルビツール酸系薬剤)
6)急性間欠性ポルフィリン症(ポルフィリン合成を増加させ,症状悪化)
7)ボリコナゾール,タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合),マシテンタン,エルバスビル,グラゾプレビル,チカグレロル,ドラビリン,リルピビリン,カボテグラビル,ニルマトレルビル・リトナビル,ドルテグラビル・リルピビリン,リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン,ダルナビル・コビシスタット,アルテメテル・ルメファントリン,エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシル,エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,ソホスブビル・べルパタスビルを投与中
注意
〈基本〉
①連用中は定期的に肝・腎機能,血液検査が望ましい
②フェノバルビタールの連用により薬物依存を生じる為,用量及び使用期間に注意し慎重に投与
➌眠気,注意力・集中力・反射運動能力等の低下,視調節障害→運転不可
〈その他〉〔フェノバルビタール〕
①投与により血清免疫グロブリン(IgA,IgG等)の異常が現れた報告
②他の抗てんかん薬(フェニトイン,カルバマゼピン)との間に交差過敏症(過敏症症候群を含む皮膚過敏症)を起こした報告
③動物に長期間大量投与したところ,対照群に比較して肝腫瘍の発生が有意