診療支援
薬剤

(合剤)メペンゾラート臭化物・フェノバルビタール新様式運転×
mepenzolate bromide・phenobarbital
トランコロンP Trancolon P(アステラス)  1239
 配合錠:メペンゾラート臭化物7.5mg,フェノバルビタール15mg

適応

過敏大腸症(イリタブルコロン)

用法

1回2錠 1日3回(増減)

禁忌

1)閉塞隅角緑内障(抗コリン作用により眼圧が上昇し,症状悪化)

2)前立腺肥大による排尿障害(排尿筋の弛緩と膀胱括約筋の収縮を起こし,排尿障害を悪化)

3)重篤な心疾患(心臓の運動を促進させ,症状悪化)

4)麻痺性イレウス(消化管運動を低下させる為,症状悪化)

5)過敏症(本剤,バルビツール酸系薬剤)

6)急性間欠性ポルフィリン症(ポルフィリン合成を増加させ,症状悪化)

7)ボリコナゾール,タダラフィル(肺高血圧症を適応とする場合),マシテンタン,エルバスビル,グラゾプレビル,チカグレロル,ドラビリン,リルピビリン,カボテグラビル,ニルマトレルビル・リトナビル,ドルテグラビル・リルピビリン,リルピビリン・テノホビル アラフェナミド・エムトリシタビン,ダルナビル・コビシスタット,アルテメテル・ルメファントリン,エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシル,エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,ダルナビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,ビクテグラビル・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミド,ソホスブビル・べルパタスビルを投与中

注意

〈基本〉

①連用中は定期的に肝・腎機能,血液検査が望ましい

②フェノバルビタールの連用により薬物依存を生じる為,用量及び使用期間に注意し慎重に投与

➌眠気,注意力・集中力・反射運動能力等の低下,視調節障害→運転不可

〈その他〉〔フェノバルビタール〕

①投与により血清免疫グロブリン(IgA,IgG等)の異常が現れた報告

②他の抗てんかん薬(フェニトイン,カルバマゼピン)との間に交差過敏症(過敏症症候群を含む皮膚過敏症)を起こした報告

③動物に長期間大量投与したところ,対照群に比較して肝腫瘍の発生が有意

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