診療支援
薬剤

カルグルミン酸新様式
3999
carglumic acid
カーバグル Carbaglu(レコルダティ)
 分散錠:200mg

適応

下記疾患による高アンモニア血症:N-アセチルグルタミン酸合成酵素欠損症,イソ吉草酸血症,メチルマロン酸血症,プロピオン酸血症 注意適切な食事指導を行った上で投与

用法

1日100~250mg/kgより開始し,1日2~4回に分割.用時,水に分散(増減) 注意

①投与開始時及び投与中も定期的に,血中アンモニア濃度等の臨床検査値,臨床症状等を確認し,患者状態に応じて投与量を決定

②食事による血中アンモニア濃度の上昇を抑制する為,可能な限り食前に投与が望ましい

③風邪,過激な運動,食事又は便秘等により高アンモニア血症が悪化した場合は適宜増量.又,高アンモニア血症の急性増悪が認められた場合は他の治療法も検討

〔イソ吉草酸血症,メチルマロン酸血症,プロピオン酸血症による高アンモニア血症〕高アンモニア血症が間欠的に生じることから,投与中は定期的に血中アンモニア濃度等の臨床検査値,臨床症状等を確認し,継続投与の必要性を検討

禁忌

過敏症

注意

〈適用上〉

➊外箱等で光を避けた状態で,ボトルごと交付

➋以下の注意を患者に指導

a)噛み砕いたり,丸ごと飲み込んだりせず,水に分散させて服用.分散に際しては,水以外の液体は使用しない

b)コップや経口用シリンジ等の容器に1錠あたり2.5mL以上の水を加え,静かに振盪して,速やかに分散.経口投与が困難な場合は経鼻胃管等による投与を考慮

c)分散後は速やかに服用

d)完全には水に溶けないことから,容器に残った場合は,再度水に分散させて服用.経鼻胃管等の場合は再度水で流して投与

e)開封前は2~8℃で冷蔵保存し,開封時には室温に戻してから使用.開封後はボトルの蓋をしっかりと閉め,湿気を避けて30℃以下の室温で保存

f)未使用の錠剤及び分割錠はボトルの中で保存

〈その他〉雌雄ラットを用いた2年間反復投与がん原性試験において,ヒトに1日250mg/kgを投与した場合の曝露量(AUC)の約1

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