適応
高コレステロール血症,家族性高コレステロール血症 注意
1)高コレステロール血症,家族性高コレステロール血症の治療の第一選択薬として用いない
2)適用前に検査を実施し,高コレステロール血症,家族性高コレステロール血症であることを確認した上で適用考慮
3)ホモ接合体性家族性高コレステロール血症については,LDLアフェレーシス等の非薬物療法の補助として,或いはそれらの治療法が実施不能な場合に適用考慮
用法
1日1回1錠 食後 注意
①本剤成分それぞれの用法・用量を踏まえ,患者毎に適用考慮
②原則として,エゼチミブ10mg及びロスバスタチンとして2.5mgを併用している場合,或いはロスバスタチンとして2.5mgを使用し効果不十分な場合に,本剤LDの適用を検討
③原則として,エゼチミブ10mg及びロスバスタチンとして5mgを併用している場合,或いはロスバスタチンとして5mg又は本剤LDを使用し効果不十分な場合に,本剤HDの適用を検討
④Ccrが30mL/min/1.73m2未満の患者にロスバスタチンを投与する場合は,2.5mgより開始し,1日最大投与量は5mg
⑤特にロスバスタチンとして20mg投与時においては腎機能に影響が発現.本剤にロスバスタチンを追加した場合等,ロスバスタチンとして20mg投与開始後12週までの間は原則,月に1回,それ以降は定期的(半年に1回等)に腎機能検査等観察
禁忌
1)過敏症
2)重篤な肝機能障害及び肝代謝能が低下していると考えられる以下患者:急性肝炎,慢性肝炎の急性増悪,肝硬変,肝癌,黄疸
3)妊婦・妊娠授乳婦
4)シクロスポリン投与中
注意
〈基本〉
①配合剤であり,双方の副作用が発現する為,適切に使用を検討
②予め高コレステロール血症治療の基本である食事療法を行い,更に運動療法や,高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も考慮
③投与中は血中脂質値を定期的に検査し,治療