診療支援
薬剤

(合剤)ピタバスタチンカルシウム水和物・エゼチミブ新様式
pitavastatin calcium hydrate・ezetimibe
リバゼブ Livazebe(興和)  2189
 配合錠LD:ピタバスタチンカルシウム2mg,エゼチミブ10mg
 配合錠HD:ピタバスタチンカルシウム4mg,エゼチミブ10mg

適応

高コレステロール血症,家族性高コレステロール血症 注意

1)高コレステロール血症,家族性高コレステロール血症の治療の第一選択薬として用いない

2)適用前に検査を実施し,高コレステロール血症,家族性高コレステロール血症であることを確認した上で適用考慮

3)ホモ接合体性家族性高コレステロール血症については,LDLアフェレーシス等の非薬物療法の補助として,或いはそれらの治療法が実施不能な場合に適用考慮

用法

1日1回1錠(LD又はHD) 食後 注意

①本剤成分それぞれの用法・用量を踏まえ,患者毎に適応考慮

②原則として,ピタバスタチン2mg及びエゼチミブ10mgを併用している場合,或いはピタバスタチン2mgを使用し効果不十分な場合に,本剤LDの適用を検討

③原則として,ピタバスタチン4mg及びエゼチミブ10mgを併用している場合,或いはピタバスタチン4mg又は本剤LDを使用し効果不十分な場合に,本剤HDの適用を検討

④肝障害患者に投与する場合は,最大投与量をピタバスタチン1日2mgまで

⑤ピタバスタチンは投与量(全身曝露量)の増加に伴い,横紋筋融解症関連有害事象が発現する為,ピタバスタチン4mgに増量する場合は,CK上昇,Mb尿,筋肉痛及び脱力感等の横紋筋融解症前駆症状に注意.ピタバスタチンの成人海外臨床試験においてピタバスタチン8mg以上の投与は横紋筋融解症及び関連有害事象の発現により中止

禁忌

1)過敏症

2)重篤な肝機能障害又は胆道閉塞

3)シクロスポリン投与中

4)妊婦・妊娠授乳婦

注意

〈基本〉

①配合剤であり,双方の副作用が発現する為,適切に使用を検討

②予め高コレステロール血症治療の基本である食事療法を行い,更に運動療法や,高血圧・喫煙等の虚血性心疾患のリスクファクターの軽減等も考慮

③ピタバスタチンの単剤投与から本剤への切替時に肝機能検査.又,ピタバスタチンの投与開始時より12週までの間に1回以上,

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