診療支援
薬剤

ロミタピドメシル酸塩新様式
218
lomitapide mesilate
ジャクスタピッド Juxtapid(レコルダティ)
 カプセル:5・10・20mg

適応

ホモ接合体家族性高コレステロール血症 注意他の経口脂質低下薬で効果不十分又は忍容性が不良な場合に投与の要否検討

用法

1日1回夕食後2時間以上空けて5mgから開始.忍容性に問題がなく効果不十分な場合は2週間以上の間隔を空けて10mgに増量.更に増量が必要な場合は4週間以上の間隔で忍容性を確認しながら段階的に20mg,40mgに増量可 注意

①投与中に血清トランスアミナーゼ高値を認めた場合の用量調節及び肝機能検査の実施時期は以下を参考に行う

a)AST又はALT値:基準値上限の3倍以上かつ5倍未満

1.1週間以内に再検査

2.高値が確認された場合は減量を行い,他の肝機能検査〔Al-P,総ビリルビン,プロトロンビン時間国際標準比(PT-INR)等の測定〕

3.毎週肝機能検査を実施し,肝機能異常(ビリルビン上昇又はPT-INR延長)を認めた場合,血清トランスアミナーゼ値が基準値上限の5倍を超えた場合,又は4週間程度経過しても基準値上限の3倍を下回らない場合は休薬

4.血清トランスアミナーゼ値が基準値上限の3倍未満まで回復した後,投与を再開する場合,減量を検討と共に肝機能検査をより頻回に実施

b)AST又はALT値:基準値上限の5倍以上

1.投与を中止し,他の肝機能検査(Al-P,総ビリルビン,PT-INR等の測定)

2.血清トランスアミナーゼ値が基準値上限の3倍を下回った場合は,投与の再開を考慮.再開する場合は,投与中止時の用量よりも低い用量で開始と共に肝機能検査をより頻回に実施

②血清トランスアミナーゼ値の上昇が肝機能障害の臨床症状(悪心,嘔吐,腹痛,発熱,黄疸,嗜眠,インフルエンザ様症状等)を伴う場合,若しくは基準値上限の2倍以上のビリルビン高値又は活動性肝疾患を伴う場合は,投与を中止

➌胃腸障害の発現を抑えるために服用時期(夕食後2時間以上の間隔を空けて服用)を遵守するよう指導.臨床試験において

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