適応
インスリン療法が適応となる糖尿病 注意2型糖尿病では,急を要する以外は,予め糖尿病治療の基本の食事療法,運動療法を十分行った上で適用を考慮
用法
速効型水溶性インスリンと中間型イソフェンインスリンの混合製剤 初期:1回4~20単位 皮下注 1日2回 朝・夕食前30分以内 又は 1日1回 朝食前 ►投与量は症状及び検査所見に応じて増減 維持量:1日4~80単位 〔イノレット30R・ノボリン〕必要により上記用量を超えて使用 注意
①適用にあたっては本剤の作用時間,1mL当たりのインスリン含有単位と病状に留意し,その製剤的特徴に適する場合に投与
②他のインスリン製剤から本剤への変更により用量の変更が必要になる可能性.用量の調整には,初回投与から数週間或いは数カ月間を要することあり
③糖尿病性昏睡,急性感染症,手術等緊急の場合は,本剤だけでの処置は適当でなく速効性インスリン製剤を使用
禁忌
1)低血糖症状
2)過敏症
注意
〈基本〉
➊自己注射にあたっては,以下の点に留意 〔共通〕
a)投与法について十分な教育訓練を実施したのち,患者自ら確実に投与できることを確認したうえで,医師の管理指導の下で実施
b)全ての器具の安全な廃棄方法について指導を徹底 〔ヒューマリン3/7カート〕必ず専用のインスリンペン型注入器の取扱説明書を読むよう指導 〔ヒューマリン3/7ミリオペン〕必ず添付されている取扱説明書を読むよう指導
②低血糖に関する注意について,その対処法も含め患者及びその家族に十分徹底
③低血糖があらわれることがある→運転注意
④肝機能障害の恐れ→観察を十分に行い,異常が認められた場合は変更等処置
⑤急激な血糖コントロールに伴い,糖尿病網膜症の顕在化又は増悪,眼の屈折異常,治療後神経障害(主として有痛性)が現れることあり→注意
⑥本剤と他のインスリン製剤を取り違えないよう,毎回注射する前に本剤のラベル等を確認するよう