診療支援
薬剤

インスリン アスパルト(遺伝子組換え)新様式EH運転△
2492
insulin aspart(genetical recombination)
ノボラピッド30,50ミックス NovoRapid30,50Mix(ノボ)
 注ペンフィル(30ミックスのみ):300単位/3mL/カートリッジ
 注フレックスペン:300単位/3mL/キット
 溶解インスリン アスパルト3,5:プロタミン結晶性インスリン アスパルト7,5

適応

インスリン療法が適応となる糖尿病 注意2型糖尿病患者においては,急を要する場合以外は,あらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法,運動療法を十分行ったうえで適用を考慮

用法

〔30・50ミックス〕初期:1回4~20単位 皮下注 1日2回 朝・夕食直前 1日1回 朝食直前 維持量:1日4~80単位 〔70ミックス〕初期:1回2~20単位 皮下注 1日3回 毎食直前 維持量:1日4~100単位(他のインスリン製剤の投与量を含む) ►投与量は症状及び検査所見に応じて増減 ►ペンフィル:専用のインスリン注入器を用いる 注意

①ヒト二相性イソフェンインスリン水性懸濁注射液より作用発現が速いため,食直前に投与

②適用にあたっては本剤の作用時間,1mL当たりのインスリンアスパルト含有単位と病状に留意し,その製剤的特徴に適する場合に投与.

③他のインスリン製剤から本剤への変更により用量の変更が必要になる可能性.用量の調整には,初回投与から数週間或いは数カ月間を要することあり

④糖尿病性昏睡,急性感染症,手術等緊急の場合は,本剤だけで処置することは適当でなく速効性インスリン製剤を使用

禁忌

1)低血糖症状

2)過敏症

注意

〈基本〉

➊低血糖に関する注意について,その対処法も含め患者及びその家族に十分徹底させる

➋低血糖が現れることがある→運転注意

➌肝機能障害が現れることあり→観察を十分行い,インスリン製剤を変更する等処置

➍急激な血糖コントロールに伴い,糖尿病網膜症の顕在化又は増悪,眼の屈折異常,治療後神経障害(主として有痛性)が現れることあり→注意

➎自己注射にあたっては,以下の点に留意

a)投与法について十分な教育訓練を実施したのち,患者自ら確実に投与できることを確認したうえで,医師の管理指導の下で実施

b)全ての器具の安全な廃棄方法について指導を徹底

c)必ず添付の取扱説明書を読むよう指導

➏他のインスリン製剤を取り違

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