インスリン　デテミル(遺伝子組換え)《レベミル》

適応

インスリン療法が適応となる糖尿病　注意2型糖尿病では，急を要する以外は予め糖尿病治療の基本である食事療法，運動療法を十分に行った上で適用を考慮

用法

初期：1日1回4～20単位　皮下注　夕食前又は就寝前のいずれでもよいが，毎日一定とする　維持量：1日4～80単位(他のインスリン製剤の投与量を含む)　►ペンフィル：専用のインスリン注入器を用いる　►他のインスリン製剤と併用において，投与回数を1日2回の際は朝食前及び夕食前，又は朝食前及び就寝前に投与　►投与量は症状及び検査所見に応じて増減　►必要により上記用量を超えて使用することがある　注意

①適用にあたり，作用時間，1mLあたりの含有単位数と病状に留意し，その製剤的特徴に適する場合に投与

②糖尿病性昏睡，急性感染症，手術等緊急の場合は，本剤のみで処置することは適当でなく，速効型インスリン製剤を使用

③中間型又は持効型インスリン製剤から本剤に変更の際は，以下を参考に開始し，その後の状態に応じて用量を増減等，本剤の作用特性を考慮の上慎重に．小児にも同様

a)国内臨床試験では，中間型から変更の際，前治療の70％用量より開始したが，試験終了時の用量は前治療と同様であった

b)他の持効型から切り替えた国内使用経験なし

c)投与回数及び投与時期は，原則として前治療と同じ用法で切り替える

d)変更により本剤及び併用している超速効型又は速効型の用量の調整が必要になることあり．用量の調整には，初回投与から数週間或いは数カ月間必要になることあり

④経口糖尿病薬から変更する場合及び経口糖尿病薬と併用する場合

a)低用量から開始等，本剤の作用特性を考慮の上慎重に

b)併用の際は，経口糖尿病薬の投与量及びスケジュールの調整が必要になることあり

禁忌

1)低血糖症状

2)過敏症

注意

〈基本〉

➊低血糖に関する注意について，その対処法も含め患者及びその家族に十分徹底

➋低血糖が現れるこ