適応
2型糖尿病〔但し,食事療法,運動療法に加えてSU剤(ビグアナイド系薬剤又はチアゾリジン系薬剤との併用を含む)を使用しても十分な効果が得られない場合に限る〕 注意食事療法・運動療法に加えてSU剤単独療法,SU剤とビグアナイド系薬剤の併用療法,又はSU剤とチアゾリジン系薬剤の併用療法を行っても十分な効果が得られない場合に限り適用を考慮(単独療法に関する有効性及び安全性は未確立)
用法
1回5μg 1日2回朝夕食前 皮下注 ►投与開始から1カ月以上の経過観察後,患者の状態に応じて1回10μg,1日2回投与に増量可 注意
①原則として朝夕食前60分以内に行い,食後の投与は行わない
②1回5μg,1日2回より開始.1回5μgから10μgに増量した後に,低血糖や胃腸障害が増加の傾向→少なくとも投与開始から1カ月以上経過観察を行い,又,有効性と安全性を考慮して,1回10μg,1日2回への増量の可否を慎重に判断
禁忌
1)過敏症
2)糖尿病性ケトアシドーシス,糖尿病性昏睡又は前昏睡,1型糖尿病(輸液及びインスリン製剤による速やかな高血糖の治療が必須→本剤投与は適さない)
3)重症感染症,手術等の緊急の場合(インスリン製剤による血糖管理が望まれる→本剤投与は適さない)
4)透析患者を含む重度腎機能障害(本剤の消化器系副作用により忍容性が認められていない)
注意
〈基本〉
①本剤はインスリン製剤の代替薬ではない.投与に際しては,患者のインスリン依存状態を確認し,投与の可否を判断する.インスリン依存状態の患者で,インスリン製剤からエキセナチド製剤に切り替え,急激な高血糖及び糖尿病性ケトアシドーシスが発現した症例の報告
②血糖,尿糖を定期的に検査し,薬剤の効果を確かめ,3~4カ月間投与して効果が不十分な場合には,速やかに他の治療薬へ切り替え
③急性膵炎発現の際は投与を中止し,再投与しない.急性膵炎の初期症状(嘔吐を伴う持