診療支援
薬剤

グリメピリド新様式H運転△
3961
glimepiride
アマリール Amaryl(サノフィ)
 :0.5・1・3mg
グリメピリド(0.5・1・3 OD錠0.5・1・3 各社)

適応

2型糖尿病(但し,食事療法・運動療法のみで十分な効果が得られない場合に限る)

用法

1日0.5~1mgより開始 分1~2 朝又は朝夕(食前又は食後) 維持量:1日1~4mg(増減) ►1日最高投与量は6mgまで 注意OD錠

➊口腔内で崩壊するが,口腔粘膜から吸収を期待する製剤でないため,唾液又は水で飲み込む

!警告

‍ 重篤かつ遷延性の低血糖症を起こすことあり→用法及び用量,使用上の注意に特に留意

禁忌

1)重症ケトーシス,糖尿病性昏睡又は前昏睡,インスリン依存型糖尿病(若年型糖尿病,ブリットル型糖尿病等)(インスリンの適用)

2)重篤な肝又は腎機能障害(低血糖)

3)重症感染症,手術前後,重篤な外傷(インスリンの適用)

4)下痢,嘔吐等の胃腸障害(低血糖)

5)妊婦・妊娠

6)過敏症(本剤,スルホンアミド系薬剤)

注意

〈基本〉

①患者及びその家族に低血糖症状及びその対処方法について十分説明

②少量より開始し,血糖,尿糖を定期的に検査し,薬剤の効果を確かめ効果が不十分な場合には,速やかに他の治療法へ切り替え

➌重篤かつ遷延性の低血糖→運転注意.低血糖に関する注意について患者及びその家族に十分徹底

〈その他〉

①SU剤(トルブタミド1日1.5g)を長期間継続使用した場合,食事療法単独の場合と比較して心臓・血管系障害による死亡率が有意に高かったとの報告

②インスリン又は経口血糖降下薬の投与中にACE阻害剤を投与することにより,低血糖が起こり易いとの報告

患者背景

〈合併・既往〉

①低血糖の恐れがある次の患者又は状態

a)脳下垂体機能不全又は副腎機能不全

b)栄養不良状態,飢餓状態,不規則な食事摂取,食事摂取量の不足又は衰弱状態

c)激しい筋肉運動

d)過度のアルコール摂取者

e)高齢者

〈腎〉

①重篤な腎機能障害:禁忌(低血糖)

②腎機能障害(重篤な腎機能障害のある患者を除く)(低血糖)

〈肝〉

①重篤な肝機能障害:禁忌(低血糖)

②肝機

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