診療支援
薬剤

メトホルミン塩酸塩新様式EH運転△
3962
metformin hydrochloride
グリコラン Glycoran(日本新薬)
 :250mg
メトホルミン塩酸塩(250 シオノ)

適応

2型糖尿病(但し,次のいずれかの治療で十分な効果が得られない場合に限る)

1食事療法・運動療法のみ

2食事療法・運動療法に加えてSU剤を使用 

用法

1日500mgより開始 分2~3(食後) 維持量は効果を観察しながら決める ►1日最高投与量は750mg 注意中等度の腎機能障害(eGFR 30mL/min/1.73m2以上60mL/min/1.73m2未満)では,メトホルミンの血中濃度が上昇し,乳酸アシドーシスの発現リスクが高くなる可能性があるため,次の点に注意.特に,eGFRが30mL/min/1.73m2以上45mL/min/1.73m2未満の患者では,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与

①少量より開始

②投与中は,より頻回に腎機能(eGFR等)を確認する等慎重に経過を観察し,投与の適否及び投与量の調節を検討

③効果不十分な際は,メトホルミン塩酸塩として1日最高投与量を750mgまで増量できるが,効果を観察しながら徐々に増量.又,投与は1日量を1日2~3回に分割投与

!警告

‍ 重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがあり,死亡に至った例も報告.乳酸アシドーシスを起こし易い患者には投与しない.腎機能障害又は肝機能障害のある患者,高齢者に投与する場合には,定期的に腎機能や肝機能を確認するなど慎重に投与する.特に75歳以上の高齢者では,本剤投与の適否を慎重に判断する

禁忌

1)次に示す患者(乳酸アシドーシスを起こし易い)

a)乳酸アシドーシスの既往

b)重度の腎機能障害(eGFR30mL/min/1.73m2未満)又は透析患者〔腹膜透析を含む(排泄が減少し,血中濃度が上昇)〕

c)重度の肝機能障害(乳酸の代謝能が低下)

d)心血管系,肺機能に高度の障害(ショック,心不全,心筋梗塞,肺塞栓等)及びその他の低酸素血症を伴い易い状態(嫌気的解糖の亢進により乳酸産生が増加)

e)脱水症又は脱

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