適応
2型糖尿病 注意予め糖尿病治療の基本である食事療法,運動療法を十分に行った上で効果が不十分な場合に限り考慮
用法
100mgを1週間に1回経口 注意
①中等度以上の腎機能障害では,排泄の遅延により血中濃度が上昇→腎機能の程度に応じて以下を参考に投与量を減量
a)中等度腎機能障害:血清クレアチニン※(男性1.4<~≦2.4,女性1.2<~≦2.0mg/dL),Ccr(30≦~<50mL/分)→投与量は50mg,週1回 ※Ccrに相当する換算値(年齢60歳,体重65kg)
b)高度腎機能障害/末期腎不全:血清クレアチニン※(男性>2.4,女性>2.0),Ccr(<30mL/分)→投与量は25mg,週1回.末期腎不全患者については本剤投与と血液透析との時間関係は問わない
➋次の点を患者に指導
a)週1回服用する薬剤であり,同一曜日に服用
b)服用を忘れた場合は,気づいた時点で決められた用量のみを服用し,その後は予め定められた曜日に服用
禁忌
1)重症ケトーシス,糖尿病性昏睡又は前昏睡,1型糖尿病(輸液,インスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となる→投与不適)
2)重症感染症,手術前後,重篤な外傷(インスリン注射による血糖管理が望まれる→投与不適)
3)過敏症
注意
〈基本〉
➊患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明し,注意喚起
➋急性膵炎が現れる→持続的な激しい腹痛,嘔吐等の初期症状が現れた際は,速やかに医師の診察を受けるよう指導
③1週間に1回経口投与する薬剤であり,投与中止後も作用が持続→血糖値や副作用の発現について十分留意.又,本剤投与中止後に他の糖尿病用薬を使用の際は,血糖管理状況等を踏まえ,その投与開始時期及び用量を検討
④投与中は,血糖を定期的に検査すると共に,経過を十分に観察し,本剤を2~3カ月投与しても効果が不十分な場合には,より適切と考えられる治療への変更を考慮
➎低血糖症状あ