診療支援
薬剤

イプラグリフロジン L-プロリン新様式H運転△
3969
ipragliflozin L-proline
スーグラ Suglat(アステラス)
 :25・50mg(イプラグリフロジンとして)

適応

12型糖尿病

21型糖尿病

注意

1)重度の腎機能障害又は透析中の末期腎不全患者では効果が期待できないため,投与禁

2)中等度の腎機能障害では効果が十分に得られない可能性→投与の必要性を慎重に判断

3)適用は予め糖尿病治療の基本である食事療法,運動療法を十分に行った上で効果が不十分な場合に限り考慮

4)2適用は予め適切なインスリン治療を十分に行った上で,血糖コントロールが不十分な場合に限る

用法

150mgを1日1回朝食前又は朝食後 尚,効果不十分な場合には,経過を十分に観察しながら100mg1日1回まで増量可 2インスリン製剤との併用において,50mgを1日1回朝食前又は朝食後 尚,効果不十分な場合には,経過を十分に観察しながら100mg1日1回まで増量可 注意

2インスリン製剤の代替薬ではない.インスリン製剤の投与を中止すると急激な高血糖やケトアシ ドーシスが起こる恐れ→投与にあたってはインスリン製剤を中止しない

2インスリン製剤の併用は,低血糖リスクを軽減するためにインスリン製剤の減量を検討.但し,過度な減量はケトアシドーシスのリスクを高めるので注意.尚,臨床試験では,インスリン製剤の1日投与量は15%減量することが推奨された

禁忌

1)過敏症

2)重症ケトーシス,糖尿病性昏睡又は前昏睡(輸液,インスリン製剤による速やかな高血糖の是正が必須となる→投与不適)

3)重症感染症,手術前後,重篤な外傷(インスリン製剤による血糖管理が望まれる→投与不適)

注意

〈基本〉

➊使用に際し,患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明

②投与中は,血糖値等を定期的に検査し,薬剤の効果を確かめ,3カ月投与しても効果不十分な際は,より適切な治療法への変更を考慮

③血清クレアチニンの上昇又はeGFRの低下あり→腎機能を定期的に検査とともに,腎機能障害患者における治療にあたっては経過を十分に観察

➍尿路感染を起こ

関連リンク

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?