適応
2型糖尿病(但し,ビルダグリプチン及びメトホルミン塩酸塩の併用による治療が適切と判断される場合に限る) 注意
1)本剤を2型糖尿病治療の第1選択薬として用いない
2)〔LD〕原則として,既にビルダグリプチン50mg1日2回及びメトホルミン塩酸塩250mg1日2回を併用し状態が安定している場合,或いはビルダグリプチン50mg1日2回又はメトホルミン塩酸塩250mg1日2回の単剤の治療により効果不十分な場合に,使用を検討
3)〔HD〕原則として,既にビルダグリプチン50mg1日2回及びメトホルミン塩酸塩500mg1日2回を併用し状態が安定している場合,ビルダグリプチン50mg1日2回及びメトホルミン塩酸塩250mg1日2回の治療により効果不十分な場合,或いはメトホルミン塩酸塩500mg1日2回の単剤の治療により効果不十分な場合に,使用を検討
4)投与中において,本剤の投与がビルダグリプチン及びメトホルミン塩酸塩の各単剤の併用よりも適切であるか慎重に判断
5)中等度の腎機能障害(eGFR30mL/min/1.73m2以上60mL/min/1.73m2未満)では,ビルダグリプチン及びメトホルミン塩酸塩を腎機能に応じて減量等慎重な投与が必要である為,本剤を使用せず,各単剤の併用を検討
6)あらかじめ糖尿病治療の基本である食事療法,運動療法を十分に行うこと
用法
1回1錠を1日2回朝,夕に経口 注意
①ビルダグリプチン及びメトホルミンの各単剤の用法・用量を考慮して,患者毎に本剤の用量を決める
②ビルダグリプチン50mg1日2回の単剤の治療により効果不十分な場合は,本剤LDから投与を開始
!警告
1)重篤な乳酸アシドーシスを起こすことがあり,死亡に至った例も報告.乳酸アシドーシスを起こしやすい患者には投与禁
2)腎機能障害又は肝機能障害,高齢者に投与の際は,定期的に腎機能や肝機能を確認等慎重投与.特に75歳以