診療支援
薬剤

(合剤)ピオグリタゾン塩酸塩・グリメピリド新様式H運転△
3969
pioglitazone hydrochloride/glimepiride
ソニアス Sonias(武田テバ薬)
 配合錠LD:ピオグリタゾンとして15mg・グリメピリド1mg
 配合錠HD:ピオグリタゾンとして30mg・グリメピリド3mg

適応

2型糖尿病(但し,ピオグリタゾン塩酸塩及びグリメピリドの併用による治療が適切と判断される場合に限る) 注意

1)2型糖尿病治療の第1選択薬として用いない

2)〔LD錠〕原則として,既にピオグリタゾンとして1日15mg及びグリメピリド1日1mgを併用し状態が安定,或いはピオグリタゾンとして1日15mg又はグリメピリド1日1mgの単剤治療により効果不十分な場合に,使用を検討

3)〔HD錠〕原則として,既にピオグリタゾンとして1日30mg及びグリメピリド1日3mgを併用し状態が安定,或いはグリメピリド1日3mgの単剤治療により効果不十分な場合に,使用を検討

4)ピオグリタゾン塩酸塩の治療により効果不十分な場合の本剤使用に関する臨床試験を実施しておらず,有効性及び安全性に関する成績は限られている

5)投与中,ピオグリタゾン塩酸塩及びグリメピリドの各単剤の併用よりも適切であるか慎重に判断

6)予め糖尿病治療の基本である食事療法,運動療法を十分に行う

7)使用の際は,インスリン抵抗性が推定される患者に限定.インスリン抵抗性の目安は肥満度(BMI)で24以上或いはインスリン分泌状態が空腹時血中インスリン値で5μU/mL以上とする

用法

1日1回1錠(ピオグリタゾン塩酸塩/グリメピリドとして15mg/1mg又は30mg/3mg)を朝食前又は朝食後 注意ピオグリタゾンによる浮腫やグリメピリドによる低血糖等の副作用発現あり→各単剤の用法・用量及び以下を考慮し,患者毎に本剤の用量を決める

①ピオグリタゾンで浮腫が比較的女性に多く報告→グリメピリド1日1mg単剤の治療により効果不十分な女性に投与する場合は,浮腫の発現に留意し,LD錠から開始が望ましい

②高齢者は生理機能低下→グリメピリド1日1mg単剤の治療により効果不十分な高齢者に投与の際は,LD錠から開始が望ましい

③グリメピリド1日3mg単剤の治療により効果不十

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