診療支援
薬剤

(合剤)ミチグリニドカルシウム水和物・ボグリボース新様式H運転△
3969
mitiglinide calcium hydrate・voglibose
グルベス Glubes(キッセイ)
 配合錠・配合OD錠:ミチグリニドカルシウム水和物10mg,ボグリボース0.2mg

適応

2型糖尿病(但しミチグリニドカルシウム水和物及びボグリボースの併用による治療が適切と判断される場合に限る) 注意

1)適応は予め糖尿病治療の基本である食事療法,運動療法を十分に行う

2)2型糖尿病治療の第1選択薬として用いない

3)原則として次の場合に本剤の使用を検討

a)既にミチグリニドカルシウム水和物として1回10mg,1日3回及びボグリボースとして1回0.2mg,1日3回を併用し状態が安定している場合

b)ミチグリニドカルシウム水和物として1回10mg,1日3回の単剤の治療により効果不十分な場合

c)ボグリボースとして1回0.2mg,1日3回の単剤の治療により効果不十分な場合

4)ミチグリニドカルシウム又はボグリボース使用患者では,投与の際の空腹時血糖が126mg/dL以上,又は食後血糖1時間値又は2時間値が200mg/dL以上を目安

用法

1回1錠(ミチグリニドカルシウム水和物/ボグリボースとして10mg/0.2mg)を1日3回毎食直前 注意ミチグリニドカルシウムは,食後投与では速やかな吸収が得られず効果減弱→本剤投与は毎食直前(5分以内)とする.又,ミチグリニドカルシウムは投与後速やかに薬効を発現する為,食前30分投与では食前15分に血中インスリン値が上昇し食事開始時の血糖値低下が報告→食事開始前に低血糖を誘発の可能性

禁忌

1)重症ケトーシス,糖尿病性昏睡又は前昏睡,1型糖尿病(輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となる→投与不適)

2)重症感染症,手術前後,重篤な外傷(インスリンによる血糖管理が望まれる→投与不適)

3)過敏症

4)妊婦・妊娠

注意

〈基本〉

➊使用にあたっては,患者に対し低血糖症状及びその対処方法について十分説明

➋時に低血糖症状→運転注意

③投与中は血糖を定期的に検査すると共に,経過を十分に観察し,2~3カ月投与しても効果が不十分な際は,より適切と考えられる治

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