診療支援
薬剤

(合剤)アナグリプチン・メトホルミン塩酸塩新様式H運転△
anagliptin・metformin hydrochloride
メトアナ Metoana(三和)  3969
 配合錠LD:アナグリプチン100mg,メトホルミン塩酸塩250mg
 配合錠HD:アナグリプチン100mg,メトホルミン塩酸塩500mg

適応

2型糖尿病 ►但しアナグリプチン及びメトホルミンの併用による治療が適切と判断される場合に限る 注意

1)予め糖尿病治療の基本の食事療法,運動療法を十分に行った上で効果が不十分な場合に限り考慮

2)2型糖尿病治療の第1選択薬として用いない

3)〔LD〕原則として次の場合に使用を検討

a)既にアナグリプチン100mg1日2回及びメトホルミン塩酸塩250mg1日2回を併用し状態が安定の場合

b)アナグリプチン100mg1日2回の単剤治療により効果不十分な場合

c)メトホルミン塩酸塩250mg1日2回の単剤治療により効果不十分な場合

4)〔HD〕原則として次の場合に使用を検討

a)既にアナグリプチン100mg1日2回及びメトホルミン塩酸塩500mg1日2回を併用し状態が安定の場合

b)アナグリプチン100mg1日2回及びメトホルミン塩酸塩250mg1日2回の治療により効果不十分な場合

c)メトホルミン塩酸塩500mg1日2回の単剤治療により効果不十分な場合

5)投与中において,本剤の投与がアナグリプチン及びメトホルミンの各単剤の併用よりも適切か慎重に判断

用法

1回1錠を1日2回朝夕に経口 注意中等度の腎機能障害(eGFR30mL/min/1.73m2以上60mL/min/1.73m2未満)では,メトホルミン塩酸塩の血中濃度が上昇し,乳酸アシドーシスの発現リスクが高くなる可能性あり,次の点に注意.特にeGFRが30mL/min/1.73m2以上45mL/min/1.73m2未満の患者には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与

①メトホルミンを少量より開始し,効果を観察しながら徐々に増量等,慎重に投与量を調節することが必要である為,本剤投与がアナグリプチン及びメトホルミンの各単剤の併用療法より適切であるか慎重に判断

②本剤に含まれるアナグリプチン及びメトホルミン塩酸塩の量,次に示すメトホル

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