診療支援
薬剤

(合剤)エンパグリフロジン・リナグリプチン新様式H運転△
empagliflozin・linagliptin
トラディアンス Tradiance(ベーリンガー)  3969
 配合錠AP:エンパグリフロジン10mg,リナグリプチン5mg
 配合錠BP:エンパグリフロジン25mg,リナグリプチン5mg

適応

2型糖尿病.但しエンパグリフロジン及びリナグリプチンの併用による治療が適切と判断される場合に限る 注意

1)2型糖尿病治療の第1選択薬として用いない

2)〔配合錠AP〕原則として次の場合に使用を検討

a)既にエンパグリフロジン10mg及びリナグリプチン5mgを併用し状態が安定している場合

b)エンパグリフロジン10mgの単剤治療により効果不十分な場合

c)リナグリプチン5mgの単剤治療により効果不十分な場合

3)〔配合錠BP〕原則として次の場合に使用を検討.尚特にエンパグリフロジン10mg及びリナグリプチン5mgの治療により効果不十分な場合に投与する際は経過を十分に観察

a)既にエンパグリフロジン25mg及びリナグリプチン5mgを併用し状態が安定している場合

b)エンパグリフロジン10mg及びリナグリプチン5mgの治療により効果不十分な場合

c)エンパグリフロジン25mgの単剤治療により効果不十分な場合

4)本剤は2型糖尿病と診断された患者に対してのみ使用し,1型糖尿病の患者には投与しない

5)予め糖尿病治療の基本の食事療法,運動療法を十分に行った上で効果が不十分な場合に限り考慮

6)高度腎機能障害又は透析中の末期腎不全患者では本剤の成分のエンパグリフロジンの効果が期待できない為,投与しない

7)中等度腎機能障害患者では本剤の成分のエンパグリフロジンの効果が十分に得られない可能性があるので投与の必要性を慎重に判断

8)投与中において,本剤の投与がエンパグリフロジン及びリナグリプチンの各単剤の併用よりも適切であるか慎重に判断

用法

1日1回1錠を朝食前又は朝食後に経口

禁忌

1)過敏症

2)重症ケトーシス,糖尿病性昏睡又は前昏睡,1型糖尿病(輸液及びインスリンによる速やかな高血糖の是正が必須となる→投与不適)

3)重症感染症,手術前後,重篤な外傷(インスリン注射による血糖管理が望まれる→投与不適)

注意

〈基本〉

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?