診療支援
薬剤

(合剤)インスリン デグルデク(遺伝子組換え)・リラグルチド(遺伝子組換え)新様式H運転△
insulin degludec(genetical recombination)・liraglutide(genetical recombination)
ゾルトファイ Xultophy(ノボ)  2492・2499
 配合注フレックスタッチ:インスリン デグルデク(遺伝子組換え)300単位(1,800nmol),リラグルチド(遺伝子組換え)10.8mg/3mL/1筒

適応

インスリン療法が適応となる2型糖尿病 注意食事療法・運動療法に加え糖尿病用薬による治療で効果不十分な場合に使用を検討

用法

初期は1日1回10ドーズ(インスリン デグルデク/リラグルチドとして10単位/0.36mg)を皮下注(増減) ►1日50ドーズ(インスリン デグルデク/リラグルチドとして50単位/1.8mg)を超えない.注射時刻は原則として毎日一定.尚本剤の用量単位である1ドーズには,インスリン デグルデク1単位及びリラグルチド0.036mg含有 注意

①インスリン デグルデクとリラグルチドの配合製剤の為,投与量は慎重に決定.尚1~50ドーズの投与量を1ドーズ刻みで調節可能

②開始時は次の点に注意

a)インスリン製剤(Basalインスリン又は混合型/配合溶解インスリン)以外の糖尿病用薬による治療で効果不十分な場合

1.血糖コントロールの状況,年齢,腎機能障害の有無等を含め,患者の状態に応じて低用量(10ドーズ未満)からの投与も考慮等慎重に開始

2.GLP-1受容体作動薬による治療で効果不十分な場合の投与にあたっては,前治療のGLP-1受容体作動薬を中止し,本剤と併用しない.週1回投与等の持続性GLP-1受容体作動薬による治療から切り替える場合,その作用持続性を考慮し,次回に予定していた投与タイミングから投与開始

b)インスリン製剤(Basalインスリン又は混合型/配合溶解インスリン)による治療で効果不十分な場合

1.開始用量は通常1日1回10ドーズであるが,前治療のインスリン投与量や患者の状態に応じて,1日1回16ドーズ(インスリン デグルデク/リラグルチドとして16単位/0.58mg)までの範囲で増減可

2.投与にあたっては,前治療のインスリン製剤(Basalインスリン又は混合型/配合溶解インスリン)の投与を中止し,本剤と併用しない

③本剤の1日用量として50ドーズを超える用量が必要

この記事は医学書院IDユーザー(会員)限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

ログイン
icon up
あなたは医療従事者ですか?