診療支援
薬剤

(合剤)インスリン グラルギン(遺伝子組換え)・リキシセナチド新様式H運転△
3969
insulin glargine(genetical recombination)・lixisenatide
ソリクア Soliqua(サノフィ)
 配合注ソロスター:インスリン グラルギン(遺伝子組換え)300単位・リキシセナチド300μg/3mL/キット

適応

インスリン療法が適応となる2型糖尿病 注意食事療法・運動療法に加え,糖尿病用薬による治療で効果不十分な場合に使用を検討

用法

5~20ドーズ(インスリン グラルギン/リキシセナチドとして5~20単位/5~20μg)を1日1回朝食前に皮下注.但し1日1回5~10ドーズから開始し(増減) 1日最大20ドーズ 尚本剤の用量単位である1ドーズにはインスリン グラルギン1単位及びリキシセナチド1μgが含有 注意

①投与は朝食前1時間以内に行い,食後は行わない

②本剤はインスリン グラルギンとリキシセナチドの配合製剤→状態に応じ用量増減等慎重に投与量を決定.尚本剤は1ドーズ刻みで調節可

③インスリン製剤以外の糖尿病用薬による治療で効果不十分な場合,5ドーズを目安に投与を開始

a)GLP-1受容体作動薬による治療で効果不十分な場合,前治療で使用のGLP-1受容体作動薬を中止し,本剤と併用しない.週1回投与等の持続性GLP-1受容体作動薬から本剤に変更の際,その作用持続性を考慮し,次回に予定していた投与タイミングから本剤の投与を開始

④基礎インスリン製剤による治療で効果不十分な場合,前治療で使用の基礎インスリン製剤の種類に応じ,次を参考に本剤を開始.尚何れの際も初期用量として10ドーズを超えない

a)インスリン グラルギン100単位/mL製剤から本剤に変更:初期用量は前治療の1日投与量と同単位を目安

b)インスリン グラルギン300単位/mL製剤又は1日2回投与の基礎インスリン製剤から本剤に変更:初期用量は前治療の1日投与量よりも低用量を目安

c)インスリン グラルギン以外の1日1回投与の基礎インスリン製剤から本剤に変更:初期用量は前治療の1日投与量と同単位を目安

d)本剤の投与に際し,前治療で使用していた基礎インスリン製剤を中止し本剤と併用しない

⑤1日用量として20ドーズを超える用量が必要→他の糖尿病用薬

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