診療支援
薬剤

テトラコサクチド酢酸塩新様式
2411
tetracosactide acetate
コートロシン Cortrosyn(アルフレッサ)
 :0.28mg(テトラコサクチドとして0.25mg)/V

適応

副腎皮質機能検査

用法

1日1回下記量(添付溶解液に溶解して) 必要があれば連続2~3日行う 筋注・静注:0.25mg 点滴静注:0.25~0.5mgを5%ブドウ糖液,生食液,注射用水等に加え,4~8時間点滴静注

注意

〈基本〉

①稀にショックあり→以下の諸点に留意

a)ショック等の予測のため十分な問診

b)予め皮膚テストを行うことが望ましい(皮膚テストとしてはコートロシン注の104倍程度の希釈液を皮内に注入し,15~20分後の皮膚反応を観察するなどの方法がある)

c)救急処置の準備

②投与後は,患者を安静にさせ観察

患者背景

〈合併・既往〉

①アジソン病,副腎皮質ホルモン剤長期連用:使用中,発熱,チアノーゼ,消化器症状(腹痛,下痢),脱力感,頭痛等の症状が発現した場合には,直ちに比較的大量の副腎皮質ホルモン剤投与〔急性副腎皮質不全(アジソンクリーゼ)又は離脱症状を起こすことがある〕

②アレルギー素因,本剤の成分に過敏症の既往歴,気管支喘息,又は,本剤投与を一時中断している患者:十分観察(稀にショック様症状.尚皮膚テスト陰性の気管支喘息に投与した場合にも,重篤な気管支喘息発作誘発することがある)

③高血圧,心疾患(1日0.25mgを3日間以上点滴静注する場合には,副腎皮質ホルモンの過剰分泌により,浮腫・高血圧,乏尿等→投与中止すれば症状は消退)

〈腎〉1日0.25mgを3日間以上点滴静注する場合には,副腎皮質ホルモンの過剰分泌により,浮腫・高血圧,乏尿等→投与中止すれば症状は消退

〈妊婦〉妊D非推奨 〈授乳婦〉有益性を考慮して継続又は中止 〈高齢〉1日0.25mgを3日間以上点滴静注する場合には,副腎皮質ホルモンの過剰分泌により,浮腫・高血圧,乏尿等→投与中止すれば症状は消退

副作用

〈重大〉ショック様症状(呼吸困難,血圧低下,チアノーゼ等の過敏症状或いは重篤な気管支喘息発作)→直ちに中止し,気道確保,副

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