適応
前立腺癌,閉経後の末期乳癌(男性ホルモン療法に抵抗を示す場合)
用法
1回0.5~1.0mg 1日3回(増減) ►再評価では1回0.05~1mg 1日3回
禁忌
1)エストロゲン依存性悪性腫瘍(例えば乳癌,子宮内膜癌)及びその疑い(治療の目的で投与する場合を除く)(腫瘍の悪化或いは顕性化を促す)
2)血栓性静脈炎,肺塞栓症又はその既往(血液凝固能亢進により,これらの症状増悪)
3)未治療の子宮内膜増殖症(細胞異型を伴う場合あり)
注意
〈基本〉女性に投与する際は投与前に病歴,家族素因等の問診,乳房検診並びに婦人科検診(子宮を有する患者では子宮内膜細胞診及び超音波検査による子宮内膜厚の測定を含む),投与開始後は定期的に乳房検診並びに婦人科検診 〈その他〉卵胞ホルモン剤を長期間(1年以上)使用した閉経期以降の女性では子宮内膜癌の発生頻度が高く使用期間,使用量に相関性ありとの報告
患者背景
〈合併・既往〉〔共通