診療支援
薬剤

ジノプロストン新様式
2499
dinoprostone
プロスタグランジンE2 Prostaglandin E2(科研)
 :0.5mg

適応

妊娠末期における陣痛誘発並びに陣痛促進

用法

1回0.5mg 1時間毎に6回 ►1日総量6錠を1クールとし,効果の認められない場合は中止し,翌日或いは以降に再開 ►体重,症状及び経過に応じ増減 ►投与開始後,陣痛誘発,分娩進行効果を認めたとき中止

!警告

1)過強陣痛や強直性子宮収縮により,胎児仮死,子宮破裂,頸管裂傷,羊水塞栓等が起こることがあり,母体或いは児が重篤な転帰に至った症例が報告されているので,投与にあたっては以下の事項を遵守し慎重に

a)分娩監視装置を用いて母体及び胎児の状態を連続モニタリングできる設備を有する医療施設において,分娩の管理についての十分な知識・経験及び本剤の安全性についての十分な知識を持つ医師のもとで使用すること.本剤の使用に先立ち,患者に本剤を用いた陣痛誘発,陣痛促進の必要性及び危険性を十分説明し,同意を得てから使用を開始すること

b)母体及び胎児の状態を十分観察し,本剤の有益性及び危険性を考慮した上で,慎重に適応を判断.特に子宮破裂,頸管裂傷等は多産婦で起こり易いので注意

c)本剤投与中は,トイレ歩行時等,医師が必要と認めた場合に一時的に分娩監視装置を外すことを除き分娩監視装置を用いて連続的にモニタリングを行い,異常が認められた場合には,適切な処置を行うこと.なお,本剤は点滴注射剤に比べ調節性に欠けるので,慎重に投与すること

d)ジノプロストン〔PGE2(腟用剤)〕との同時併用は行わないこと.また,本剤投与前に子宮頸管熟化の目的でジノプロストン〔PGE2(腟用剤)〕を投与している場合は終了後1時間以上の間隔をあけ,十分な分娩監視を行い,慎重に投与すること

e)オキシトシン,ジノプロスト(PGF)等と同時併用しない.又,前後して使用する場合も,過強陣痛を起こすことがあるので,前の薬剤の投与が終了した後1時間以上経過してから次の薬剤の投与を開始した上で十

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