診療支援
薬剤

ジノプロスト
2499
dinoprost
プロスタルモン・F Prostarmon・F(丸石)
 :1,000・2,000μg/1・2mL/A
ジノプロスト(1・2 富士製)

適応

1静脈内注射

a)妊娠末期における陣痛誘発・陣痛促進・分娩促進

b)次の腸管蠕動亢進:胃腸管の手術における術後腸管麻痺の回復遷延の場合.麻痺性イレウスにおいて他の保存的治療で効果が認められない場合

2卵膜外投与:治療的流産

用法

1a)1,000~2,000μg(1~2mL) 点滴静注又は持続注入(増減) ►点滴静注:本剤1mLに5%ブドウ糖液又は糖液を加えて500mLに希釈し,0.1μg/kg/分.尚,希釈する輸液の量及び種類は患者の状態に応じて適切に選択 ►シリンジポンプによる静注(持続注入):本剤1mLに生食液を加えて50mLに希釈し,0.1μg/kg/分(0.05~0.15μg/kg/分)の割合 1b)1回1,000~2,000μg(1~2mL)1日2回 点滴静注 ►輸液500mLに希釈し1~2時間(10~20μg/分)で投与 ►手術侵襲の程度並びに他の処置等を考慮して慎重に行う ►3日間投与しても,効果がない時は直ちに中止し他の療法に切り替える ►症状,体重により増減 2妊娠12週以降:1,000μg(1mL)に生食液を加え4mLに希釈し,この液を子宮壁と卵膜の間に数回に分け注入 初回量:希釈液(250μg/mL)1mLを注入 2回目以降:原則として2時間毎に希釈液3~4mL(750~1,000μg)を反復投与するが,初回投与による子宮収縮,その他の反応が強すぎる場合には,次回の投与量を2mL(500μg)に減量又は4時間後に投与 ►効果及びその他の反応を観察しながら適宜投与量及び投与間隔を1~4時間の間で調節 ②妊娠12週未満:胞状奇胎,合併症で全身麻酔が困難な症例,頸管拡張の困難な症例,又はその場合の除去術の前処置に使用 ►その際本剤の注入はアトロピン硫酸塩,鎮痛薬の投与後,前麻酔効果が現れてからが望ましい a)分割注入法:妊娠12週以降の場合に準じ,1,000μ

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