適応
1子宮内膜症
2中枢性思春期早発症
3子宮筋腫の縮小及び子宮筋腫に基づく以下の諸症状の改善:過多月経,下腹痛,腰痛,貧血
4生殖補助医療における卵胞成熟
5生殖補助医療における早発排卵の防止
(後発医薬品は効能効果に違いあり) 注意
1)3手術が適応となる患者の手術までの保存療法.下腹痛,腰痛に対する効果は投与初期には認められないのでその間は対症療法を考慮
2)4全胚凍結を予定する患者への投与を考慮,又,患者の卵巣過剰刺激症候群のリスク等を考慮して,本剤の投与の適否を判断
3)5患者及びパートナーの検査を十分に行い,本剤の投与の適否を判断.特に,甲状腺機能低下,副腎機能低下,高プロラクチン血症及び下垂体又は視床下部腫瘍等が認められた場合,当該疾患の治療を優先
用法
1回左右の鼻腔に各1噴霧(ブセレリンとして300μg) 131日3回 月経周期1~2日目より投与開始(増減) 21日3~6回 ►効果不十分な場合は皮下注に切り替える ►効果は,投与前と比較した投与2週以降におけるGnRHテストの血中LH,FSHの反応性の低下及び血中性ステロイドの低下で判断 4採卵の34~36時間前に2回投与,患者の反応に応じて,投与回数は1回~4回の範囲で適宜調節 51日2~3回投与,十分な効果が得られない場合は,1日4回投与可 注意
①13GnRH誘導体製剤の6カ月を超える継続投与は行わない
②13妊娠していないことを確認し,必ず月経周期1~2日目より投与開始.治療期間中は避妊
③4超音波検査や血清エストラジオール濃度により十分な卵胞の発育を確認した上で投与
④5以下のいずれかの方法で投与する
a)通常,調節卵巣刺激を行う前の月経周期の黄体期中期又は2日目から投与開始し,下垂体脱感作を確認後に調節卵巣刺激を開始.調節卵巣刺激に引き続く最終的な卵胞成熟の誘発まで投与継続
b)通常,調節卵巣刺激を行う月経周期の1又は2日目か