適応
1子宮内膜症
2子宮筋腫の縮小及び子宮筋腫に基づく過多月経,下腹痛,腰痛,貧血症状の改善
3生殖補助医療における早発排卵の防止
(後発医薬品は効能効果に違いあり) 注意2本剤の子宮筋腫に対する治療は根治療法ではないことに留意し,手術が適応となる患者の手術までの保存療法並びに閉経前の保存療法としての適用を原則.尚,下腹痛,腰痛に対する効果は投与初期には認められない→対症療法考慮 3患者及びパートナーの検査を十分に行い,本剤の投与の適否を判断.特に,甲状腺機能低下,副腎機能低下,高プロラクチン血症及び下垂体又は視床下部腫瘍等が認められた場合,当該疾患の治療を優先
用法
1回片側の鼻腔内に1噴霧(ナファレリンとし200μg) 1日2回 ►12月経周期1~2日目より投与 注意
①12妊娠していないことを確認し,必ず月経周期1~2日目より開始.治療期間中は非ホルモン性の避妊をさせる
②1長期投与で,エストロゲン低下作用に基づく骨量の低下の報告→6カ月以上の投与回避
③2長期投与で,エストロゲン低下作用に基づく骨量の低下の報告→6カ月以上の投与回避.6カ月を超える投与の安全性は未確立
④3以下のいずれかの方法で投与
a)通常,調節卵巣刺激を行う前の月経周期の黄体期中期又は2日目から投与開始し,下垂体脱感作を確認後に調節卵巣刺激を開始.調節卵巣刺激に引き続く最終的な卵胞成熟の誘発まで投与継続
b)通常,調節卵巣刺激を行う月経周期の1又は2日目から投与開始し,調節卵巣刺激に引き続く最終的な卵胞成熟の誘発まで投与継続
禁忌
1)診断のつかない異常性器出血(異常性器出血の原因疾患を悪化)
2)妊婦・妊娠
3)授乳期
4)過敏症(本剤,他のGnRH誘導体)
注意
〈基本〉
①マウス,ラットに長期投与した試験で下垂体腫瘍,膵小島腺腫及び副腎髄質良性腫瘍の発現率が増加したとの報告→長期にわたり漫然と投与しない
②12類似疾患(悪性腫瘍
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