適応
調節卵巣刺激下における早発排卵の防止
用法
原則として卵胞刺激ホルモン製剤投与の6日目から開始し,0.25mgを1日1回皮下に連日投与 注意
①卵胞刺激ホルモン(FSH)製剤を用いた調節卵巣刺激は月経周期の2日目又は3日目から行う
②本剤の投与開始時期はFSH製剤の投与開始6日目とし,医師の判断により投与開始時期を調節できる
③FSH製剤の投与量は発育卵胞の数及びサイズに基づき調整.本剤の投与は適当な大きさの卵胞が十分発育するまで続ける.最終投与後は,最終的な成熟を行う
④本剤とFSH製剤はほぼ同時期に投与すべきであるが,注射液は混合せず,注射部位は別にする
⑤ガニレリクスのT1/2を考慮し,投与間隔並びに本剤の最終投与と卵胞の最終成熟に使用する薬剤(hCG,GnRHアゴニスト等)投与との間隔は30時間を超えないようにする.30時間を超えると早期黄体形成ホルモン(LH)サージが起きる可能性
禁忌
1)過敏症
2)過敏症〔ゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH),他のGnRH誘導体〕
3)妊婦・妊娠授乳婦
注意
〈基本〉
➊不妊治療に十分な知識と経験のある医師のもとで使用.調節卵巣刺激により予想されるリスク及び注意すべき症状について,予め患者に説明
②FSH製剤と共に本剤を投与した患者に,頻度は低いが,発疹,顔面腫脹,呼吸困難等の過敏症の報告
③本剤の注射針のシールドは乾燥天然ゴム(ラテックス類縁物質)を含み,アレルギー反応を起こすことあり→異常の際は中止し処置
〈生殖補助医療に関連する基本的注意〉
①投与開始前に,婦人科的及び内分泌学的検査を十分に行う.尚,検査には配偶者の受精能検査も含まれる
➋不妊治療において,卵巣過剰刺激症候群があらわれることがある.患者に対しては,自覚症状(下腹部痛,下腹部緊迫感,悪心,腰痛等)や急激な体重増加が認められた場合には直ちに医師等に相談するよう予め説明
➌調節卵巣刺激及びそれ