診療支援
薬剤

レルゴリクス新様式
2499
relugolix
レルミナ Relumina(あすか)
 :40mg

適応

1子宮筋腫に基づく過多月経,下腹痛,腰痛,貧血の改善 注意本剤による治療は根治療法ではない事に留意し,手術が適応となる患者の手術までの保存療法並びに閉経前の保存療法としての適用が原則

2子宮内膜症に基づく疼痛の改善

用法

40mgを1日1回食前に経口.尚初回投与は月経周期1~5日目に行う 注意

①治療に際しては妊娠していない事を確認し,必ず月経周期1~5日目より投与を開始.又治療期間中は非ホルモン性の避妊をさせる

②エストロゲン低下作用に基づく骨塩量の低下がみられる事があるので6カ月を超える投与は原則として行わない(6カ月を超える投与の安全性は未確立).尚やむを得ず長期にわたる投与や再投与が必要な場合は可能な限り骨塩量の検査を行い慎重に投与

禁忌

1)妊婦・妊娠授乳婦

2)診断のつかない異常性器出血の患者(悪性疾患の可能性)

3)過敏症

注意

〈基本〉投与に際して類似疾患(悪性腫瘍等)との鑑別に留意し,投与中腫瘤が増大したり臨床症状の改善ない場合は中止

患者背景

〈合併・既往〉粘膜下筋腫(患者の状態を十分に観察,異常時適切に処置.また,一度に大量の出血が認められた場合には,速やかに医療機関に連絡するよう患者に対し注意.筋腫分娩,重度の不正出血現れる事がある)

〈妊婦〉禁忌〔動物試験(ウサギ)における本薬8mg/kg/日以上の投与で着床後胚死亡率の増加及び生存胎児数の減少あり.又動物試験(ラット)で胎盤通過〕 〈授乳婦〉禁忌〔動物試験(ラット)で乳汁移行〕

相互

本剤はP糖蛋白の基質である 〈併用注意〉

1)エリスロマイシン:本剤の血中濃度が上昇(P糖蛋白が阻害される為と考えられる)

2)リファンピシン:本剤の血中濃度が低下し効果が減弱(P糖蛋白が誘導される為と考えられる)

3)性ホルモン剤(エストラジオール誘導体,エストリオール誘導体,結合型エストロゲン製剤,卵胞ホルモンと黄体ホルモンの合剤,両性混合ホルモ

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