適応
1以下の疾患に伴う諸症状の改善:消化管ホルモン産生腫瘍(VIP産生腫瘍,カルチノイド症候群の特徴を示すカルチノイド腫瘍,ガストリン産生腫瘍)
2消化管神経内分泌腫瘍
3以下の疾患における成長ホルモン,ソマトメジンC分泌過剰状態及び諸症状の改善:先端巨大症・下垂体性巨人症(外科的処置,他剤による治療で効果が不十分な場合又は施行が困難な場合)
注意13
1)オクトレオチド酢酸塩注射液により有効性及び忍容性が確認されている患者に投与
2)現在オクトレオチド酢酸塩注射液が未投与の患者には,オクトレオチド酢酸塩注射液を2週間以上投与,有効性及び忍容性を確認の上本剤を投与
3)3下垂体性巨人症については,脳性巨人症や染色体異常等他の原因による高身長例を鑑別,下垂体性病変に由来するものであることを十分に確認
用法
120mgを4週毎に3カ月間,臀筋内に注射.その後症状により10mg,20mg又は30mgを4週毎に投与.但し,初回投与後2週間は薬物濃度が十分な濃度に達しないことから,本剤投与前に投与していた同一用量のオクトレオチド酢酸塩注射液を併用 230mgを4週毎に,臀筋内に注射(適減) 320mgを4週毎に3カ月間,臀筋内に注射.その後病態に応じて10mg,20mg又は30mgを4週毎に投与するが,30mg投与で効果不十分な場合に限り40mgまで増量可 注意
①1投与中症状悪化の際は,オクトレオチド酢酸塩注射液の併用が望ましい
②3用量は,成長ホルモン濃度,インスリン様成長因子-Ⅰ/ソマトメジン-C濃度及び臨床症状により10mg単位で適宜増減可 ►40mg投与の際は,20mgずつ異なる2カ所に注射
禁忌
過敏症
注意
〈基本〉
①投与中はインスリン,グルカゴン及び成長ホルモン等互いに拮抗的に調節作用を持つホルモン間のバランスの変化による一過性の低又は高血糖あり→投与開始時及び低又は高血糖のために投与量を変更の