診療支援
薬剤

ランレオチド酢酸塩新様式H
2499
lanreotide acetate
ソマチュリン Somatuline(帝人)
 皮下注:60・90・120mg/針付プレフィルドシリンジ(ランレオチドとして)

適応

1以下の疾患における成長ホルモン,IGF-I(ソマトメジン-C)分泌過剰状態及び諸症状の改善,先端巨大症,下垂体性巨人症(外科的処置で効果が不十分な場合又は施行が困難な場合)

2甲状腺刺激ホルモン産生下垂体腫瘍

3〔120mg〕膵・消化管神経内分泌腫瘍

注意1下垂体性巨人症については,脳性巨人症や染色体異常など他の原因による高身長例を鑑別し,下垂体性病変に由来するものであることを十分に確認 2治療の際は,まず外科的処置を考慮.外科的処置の施行が困難な患者,外科的処置で効果が不十分な患者又は周術期のリスク低減のため術前に甲状腺機能の改善を図る必要がある患者に使用 3臨床試験に組み入れられた患者の症候の有無等について,添付文書の「臨床成績」の内容を熟知し,本剤の有効性及び安全性を十分理解した上で,適応患者の選択を行う

用法

1290mgを4週毎に3カ月間,深部皮下に注射 ►その後は患者の病態に応じて60・90・120mgを4週毎に投与 3120mgを4週毎に,深部皮下に注射 注意

①注射部位は原則として臀部の上部外側.投与の際は,深部皮下への投与となるよう注射針を皮膚面に垂直に根元又は許容される深さまで素早く刺す.投与毎に注射部位を左右交互に変え,同一部位へ連続して注射しないよう,局所を十分観察して投与

1用量は120mgを上限とし,成長ホルモン濃度,IGF-I濃度及び臨床症状により,30mg単位で適宜増減可.尚,120mgまで増量しても,改善ない場合には,他の治療法への切り替えを考慮

2用量は120mgを上限とし,甲状腺刺激ホルモン濃度,甲状腺ホルモン濃度及び臨床症状により,30mg単位で適宜増減可.尚,120mgまで増量しても,改善ない場合には,他の治療法への切り替えを考慮

12

a)中等度~重度の肝機能障害又は中等度~重度の腎機能障害では,60mgを開始用量として4週毎に3カ月間,

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